ダークモード

修訂版本 1:Tor

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修訂版本 1 — 2026-09-10 11:21 由 コケマツ
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Tor(トーア)とは、インターネットの匿名化技術、およびその技術を利用したソフトウェアである。名称は「The Onion Routing」の略である。Torの歴史は古く、最初期バージョンのリリースは2002年12月20日である。

概要


クライアントからサーバーへの接続に複数のノードを経由することにより、発信元の秘匿化を実現している。また、通信内容は暗号化されているが、末端の出口ノードでは暗号化されない。世界中のジャーナリスト、活動家、内部告発者、諜報機関、悪芋が政府の監視から逃れるために利用している。

1995年に米国海軍研究所(NRL)が軍事用途の通信の秘匿性を確保するために始めた研究(Onion routing)がTorの出発点となっている。現在は非営利団体によって開発・管理されている。

日本では、片山祐輔がパソコン遠隔操作事件で使用したことから有名になった。

また、そのロゴマークから「玉ねぎ」と称されることがある。

騒動との関係

開示されると困る場合の対策として恒心教徒に広く用いられている。田中一哉のような、ただの誹謗中傷さえ訴えてくる危険度の高い者を相手にする場合や、法に触れるカラッキング等を働く場合は、必須のツールとして扱われている。唐澤貴洋のご尊顔開示事件で写真をカラケーに上げる際にも利用されていた。

開示されても困らない合法な活動であっても、徹底した匿名思想、趣味、生IP恐怖症からTorを利用する教徒もいる。

また、包皮民もレスが開示されるのに備えてか、カラケー荒らしに利用することがある。

パカ弁として有名な唐澤貴洋は、「インターネットを通じた業務妨害」に於いてTorを利用した書き込み者を特定することは困難であると述べている。なお、上記座談会の記事では『T』だけが全角文字になっており、『or』との間に不自然なスペースがあるように見えたので、恒心教徒によって『T or(ティー・オア)』などと度々揶揄されることとなった。

ソフトウェア

Torの開発元でもあるThe Tor Projectが開発しているFirefoxをベースとしたオープンソースのブラウザであり、素人でも非常に手軽に使えるだけでなく強力な匿名化方法でもあるといえる。様々な言語版があり、日本語版インストーラも用意されている。Tor BrowserはかつてはTor Browser Bundle(TBB)と呼ばれていた。Tor BrowserはTorネットワークを迂回した通信を行なわないよう設定されているほか、すべてのユーザーが同じように見えるよう設定されていたり、ブラウザを閉じるとCookieや検索履歴、サイトデータなどが自動で削除されたり、サードパーティートラッカーや広告による追跡を妨げたりと匿名性を上げるための多くの工夫がされている。またFirefoxベースであるため拡張機能も使えるが、アドオンを追加することは匿名性を低下させるとして推奨されていない。なおTor Browserを使っていても他のソフトウェアが行う通信までは匿名化されないので注意するべきである。Androidのスマートフォン向けにアプリも配布されている。

Torの用途


本来、Torは言論の自由を守るために使われるべきものであり、犯罪行為を行う悪いもの達はTorを利用するに値しない。

そのため、公式サイトからTor Browserをダウンロードするだけで誰でも手軽に使えるからといって、安易な悪用は許されない。

ましてや、パソコンに犯罪の痕跡を残さないためにTailsを導入する、OS全体の通信がすべてTor経由になりIP漏れが発生しないlang=enを導入する、WhonixでTorを経由しながら攻撃ツールが多数搭載された{{wpl|Kali Linux}}を使う、プロバイダーにTorを使用していることを秘匿するためにブリッジノードを設定する、サイト側にTorからのアクセスであることを秘匿するために[https://github.com/PHProxy/phproxy PHProxy]などのWebプロキシを使用する、[https://proxifier.com/ Proxifier]や[https://pkgs.org/download/proxychains4 Proxychains]などのツールでラッピングを行ってプロキシを通す、ノーログのVPNを合わせて利用するなどということはあってはならない。

当然、悪用を企む悪芋達はIPをセルフ開示する{{wpl|User Datagram Protocol|UDP}}サポートのあるサーバーを選択するべきなのであり、更に匿名性を高めるために仮想環境の導入など許されないのは自明である。

また、[http://taruo.net/e/ 診断くん]などで匿名環境の構築に成功しているかどうか調べたり、torrcを編集して捜査の及びにくい国のサーバーを選んだりするなど論外である。

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匿名化全般について学べる動画。 初心者はまずこれを見て基本的なことを学ぶべきだろう。 https://www.youtube.com/watch?v=oGAh8KWs2PI
Whonixについて解説している動画。 上のものに比べるとやや敷居が高い。 ==注意点==
Torそれ自体が匿名化するのは'''通信経路のみ'''でありIPアドレス以外(例えば自分語りなど)から足が付く可能性はある[1]。またTorがサポートしているプロトコルは現状TCPのみであり、UDPプロトコル[2]等他のプロトコルを利用した通信をサポートしていない[3](DNSを除く)ため、UDPプロトコルを使いたい場合VPN over Tor[4]などの方法でプロトコルをTorネットワークに転送する必要がある。

生IPで行った犯罪が発覚し国セコにPCが押収された際、Torを使用した犯罪の痕跡が見つかってしまうことも考えられる(福山紘基はその最たる例といえる)。前述したようなTorを利用したソフトウェアにも脆弱性があり匿名性が破られてしまう可能性はあり[5]、使い方を間違えればせっかくの匿名性が損なわれてしまう可能性があることにも注意が必要である。

このように、Torをただ漫然と使っているといずれ痛い目を見ることになる可能性がある(前述のように福山はこれが原因で殉教することとなった)のでTorやそれを利用したソフトウェアを使う前にそれぞれの公式ドキュメント[6]を読むなどして様々なリスクをしっかり把握するべきである。

torrc

200px|right|thumb|{{wpl|サイバー犯罪条約}}加盟国
torrcとはTorブラウザに含まれるファイルでありこれを設定することで、経由するノードを指定することができる。悪芋ノードを避けたり[7]、ログ保有期間が短い国を経由するノードに設定することで開示リスクを避け、匿名性を高めることも可能である。

tailsの場合は/etc/tor/torrc Whonix-Gatewayの場合は /usr/local/etc/torrc.d/50_user.conf Browserの場合はtor-browser_ja-JP/Browser/TorBrowser/Data/Tor/torrc 上にあるファイルをテキストエディタ等で編集して設定する。

以下、記述例である。他のオプションは[https://2019.www.torproject.org/docs/tor-manual.html.en Tor project]を参照。また、設定には[http://www.kc.tsukuba.ac.jp/ulismeta/metadata/standard/cntry_code.html 国名コード]を使用する[8]。なお、国名不明なサーバーを記述する場合は{??}と記す。

NumEntryGuards 5 #UseEntryGuardsが1に設定されている場合、EntryNodesの候補の数を5にする。5の部分を変更しても経由するノード数は変化しない。

ExcludeNodes SlowServer,{jp},{gb},{us},{ca},{au},{nz},{de} #指定したノードを経由しないようにする。

ExcludeExitNodes {bg},{cz},{fi},{hu},{ie},{lv},{lt},{lu},{nl},{ro},{es},{se},{ch},{ru},{hk},{il} #指定したノードをExitノードに設定しない

StrictNodes 1 #Excludeの設定を厳守するかしないか。0に設定するとたまに設定を破る。

ExcludeNodesを設定しすぎることで、逆に経由するノードの数が限られてしまいランダム性が損なわれ匿名性を落とすので注意。