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修訂版本 2:炎上

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修訂版本 2 — 2026-08-26 08:55 由 コケマツ

炎上(えんじょう)とは、何らかのきっかけで特定の個人や法人・団体が主にネット上で激しい非難にさらされる事である。個人の場合でも有名人・一般人を問わない。

日本だけでなく世界中で炎上は起こっており、アメリカでは死亡者も出ている。

恒心教における炎上

恒心教自体が唐澤貴洋長谷川亮太の炎上そのものといえる。長谷川亮太の特定された2012年3月7日を基準とすれば、14年以上継続しており、一般的な炎上と比較して非常に長期である。一般的な炎上事件では大抵は1週間で鎮火し、比較的長いものでも数ヶ月で騒動は収まるものである。NHKのテレビ番組『逆転人生』でも「ネット史に名を残す最大級の炎上」とされている。

かつては両者の炎上のうち片方が活性化する時期が交互に到来し、ターン制と呼ばれていたが、2016年4月以降長谷川亮太は姿をくらましているため、現在主となっているのは唐澤貴洋である。

実在の弁護士をイジる関係上、恒心教に大なり小なり接点を持つ人物は多いが、その中でヘイトやネタを蓄積させて唐澤や長谷川とは別個にコンテンツ性を獲得し、外伝主人公として炎上する者もいる。この炎上は基本的にメインとなっている唐澤貴洋の炎上と語録嫌がらせ手法を共有するなど関係が深く、騒動の持続発展に大きな役割を果たしている。

他の炎上事件と比較しての恒心教の特異性

逆転人生において、炎上評論家を名乗るゲストが炎上事件を2種に分類している。 まず一般的な炎上事件を「拡散型」と定義し、「一気に広まり一気に静まる」とした。いわゆるバイトテロであったり、企業のCMの炎上事件など、大半の炎上事件がこれにあたり、炎上事件の寿命は1週間程度としている。

一方で、恒心教(番組内では類例として、スマイリーキクチ事件を上げているが、性質は恒心教と異なる)を「たこつぼ型」として「特定のコミュニティだけで長期的に盛り上がる」「似たような人が集まるためなかなか鎮火しない」と指摘している。しかしいずれにしても、年単位での長期での炎上は極めて稀であり、特定コミュニティの炎上であっても大半は短時間で収束する。

Abema Prime内においてひろゆきは、「唐澤貴洋ほど長期的かつ広範囲に炎上した例は世界中探しても殆どない」と指摘しており、実際恒心教より長く続いている炎上事件は、1人の野球選手のゲイビデオ出演事件に端を発する「真夏の夜の淫夢事件」のみである。

炎上としては恒心教に最も近い存在とも言え、その経過においていくつもの類似点が存在し、また火元がなんJの祖先でもある2ちゃんねるの野球系列の板とあって、相互に影響を与えあっている。

その他、規模は昔故に小さいが、(恒心教よりは短いが他の炎上事件と比較すれば異例とも言える)6年もの長期に渡って起きた炎上事件に古式若葉事件がある。

また海外での恒心教や淫夢に匹敵するほど長期大規模炎上事件は殆ど無いが、例として米国で起きたゲーマーゲート事件が強いてあげられる。

ただしこれも炎上の規模はともかく長さでは恒心教の方が長い。

他の超大規模炎上事件と比較しての恒心教との類似性


なお、恒心教、ゲーマーゲート、真夏の夜の淫夢の三者の炎上事件の共通点として、第一波として比較的小規模(といっても、一般的な炎上事件とは比較にならないほど大きな炎上であるが)な炎上事件が起こり、鎮火しきらないうちに第二波として第一波さえ霞むような大きな炎上を引き起こす事件が起こって制御不能状態となり長期大規模化する傾向がある。こうなると恒心教の「ターン制」のように第三波第四波と炎上が収まらなくなっていくが、第三波以降は最初の二波との関連性が低い存在が炎上の引き金になることもある。恒心教で言うところの「外伝主人公」と呼ばれる炎上である。こうなってしまうと鎮火は永遠に不可能であり、インターネット内外を問わずにどんどん広範に延焼し尽くした挙げ句、インターネット上における一種の文化として定着してしまうことになる[1]などとリンクした「世直し」「ワイドショー」的な性格の強いものだった。この時代の炎上騒動としては「のまネコ問題」「エアロバキバキ事件」「テラ豚丼」「TBS初音ミク騒動」などがある。政治的なものも大変多いのだがここでは省く。

VIPだけでなく2000年代の2ちゃんねるで発生した炎上はだいたいこのパターンが多いのだが、しかしこれによって自由な空間であったはずの匿名掲示板は、次々と社会の敵を認定しては「世直し」と称してバッシングするというディストピアになってしまっていた。

当時はSNSが未発達であり、これら炎上の拡散の舞台になったのは2chまとめブログであった。しかし2chまとめブログから来る住民にはネットリテラシーが極端に低い層も存在し、VIPクオリティを低下させたという印象も強く、その後の2chまとめブログへの反感にもつながっている。

ワイドショー的な世直し炎上に対してのバラエティ番組的なネタ炎上

こうして炎上はただのバッシングの域に退化すると思われた。しかし、本来炎上は世直しのためだけに起こるわけではないことは周知の事実である。炎上によって生み出されたネタはそのままスラングとなったり、画像やAAが作り出されたりといったいわゆる「ミーム化」が生じ、それ自体が楽しみとなる。

2006年ごろから動画共有サイトが普及するようになると娯楽としての炎上の傾向はますます拡大し、「ケツ毛バーガー」「米倉放屁テロ事件」などの大義名分の無い炎上が多く出現するようになった。2007年にニコニコ動画が本格的にサービスを開始すると、「真夏の夜の淫夢」のようにそれまでローカルなネタだったものも大きな勢力となり、「クッキー☆」のような新時代の「ネタ型」炎上が台頭する。また、「必須アモト酸」のように世直し型とネタ型のハーフのようなものが生まれたのもこの時期である。

なんJの誕生


2009年には野球chの大規模規制によりなんでも実況J(ジュピター)板への集団移住が始まった。オタクはオタクでも野球オタクの彼らは2chのメインストリームからズレており、下手な野球選手には激怒しても世直しの怒りとは疎遠の傾向があった。「巨人小笠原スレ」に代表されるネタ志向、ガラパゴスな文化、過激な性格といった新時代的要素は2012年3月7日の炎上史における革命を準備することとなる。

そして恒心へ


2010年代になると中東ではネット炎上のデラックス版ともいえる{{wpl|アラブの春}}が起こる中、日本でもtwitter等を拠点とするネット発の政治系炎上や、バイトテロ炎上といった世直し型炎上騒動も目立つようになるのだが、これを古い世代の炎上として冷笑・嘲笑するなんJ例のアレ系文化との二極化が生じるようになり始めた。というのも、ネットに強い彼らは「#拡散希望」タグを甘芋的と感じていた他、2000年代後半以上に大衆化し始めたネット文化の象徴でもあるこうした炎上を快く思っていなかったのである。

やがて理想に燃えるアラブの春が廃れ、恐怖主義のIS/イスラミック・ステート(通称イスラム国)が台頭したように、ネットの深淵からも1人の高校生の自分語りをきっかけに、かつて日本国中を数多のテロ事件で震撼させた宗教の後継団体を主張する恒心教が生れ出づるのであった。