【マシロ文学】【言葉足らずな二人】ほんの少しの言葉があれば…

By 山本麻白

Written by 里見義堯@yoshitaka

👁️ 8 views 🔖 0 bookmarks 📅 2026-06-13 21:53 ✏️ Updated 2026-07-15

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出典:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13896395 概要欄 【あらすじ】 残業から帰るとマンションの前に座り込む影。近づくとその影が自分の彼女だと気づく。こんな夜更けに外で待つ彼女を部屋にあげると様子がやはりおかしい。手を引こうとすると…その手首は血に滲んでいた。 もうやらないと約束して三ヶ月、傷をつけることなく来たはずなのに… そんな彼女を彼は一体どうするつもりなのだろうか? 初の自傷行為台本になります。 自傷行為の描写はありません。 あくまでも自傷行為後のお話になります。 また自傷行為を行うトリガーは多種多様にあります。この話の中では親の喧嘩(虐待)に焦点をおいておりますが、表現としては父親の怒鳴り声という線で止めてあります。 苦手な方はこの台本を閉じてくださいますようお願いします。 表紙はフリー素材をお借りしました。 《ご挨拶》 初めまして拙い本を手に取って頂きありがとうございます。 《朗読して下さる演者様へ》 話の本筋が変わらないアレンジや言い回しは演者様にお任せします。 文字と読み言葉では違いが出ますので、その辺に関しましては演者様のやり易い方向でお願いいたします。 作中内のSEもあれば付けていただいて、無ければ飛ばして大丈夫です(話の流れで必要な部分のみ表現して頂ければOK) 読んで頂けたら嬉しいです。 ご使用の際はTwitterかpixivコメントに一言報告を頂けると有難いです。 動画(YouTube)として残る際はマシロの名前とTwitterもしくはpixivのIDの明記をお願いします。 宜しくお願いいたします。 タグ フリー台本,女性向け,リスカ,心の闇,自傷行為,癒し,慰め,シチュエーションボイス

ト書の種類 【 】 場所、シーンチェンジ、SE:指示 ( ) 心情、行動 (心の声)呟き シーンチェンジ無し ~~~本編~~~ 【SE:足音】 はぁ疲れた…ここんとこ毎日残業ばっかで…まぁ明日は休みだし寝倒すか… (ふっとなにかに気づいて) 誰だよ。あんなとこに座ってるの… えっ?まさかあれって… 【SE:駆け足で近づいてきて抱きつく】 おい!お前なんでこんな時間に… ってか、部屋の鍵もってんだろ。 なんで部屋の中で待ってないんだ。 こんな遅くまで外で座ってるとか女の子が危ないだろ。 こんなに冷えて…話は中へ入ってからな。 ほら離れて…抱きつかれてたら歩けないだろ。 (中々離れない彼女?) コラコラ、もう仕方ないな… このまま引きずって歩くぞ(苦笑) ったく歩きにくい… 【SE:ドアの開閉音】 ただいまぁっと…ほら部屋ついたから離れて… いやぁってな… なんかあったか? 何も無い?本当か? あったんだろ…そんな顔してるぞ。 ちゃんと言えよ。言わないと部屋には上げない。 このまま家に送り届けるぞ。 いやぁ~ってこら走るな夜中なんだから。 【SE:走る音】 なんでそんなに部屋の隅に座ってるの… こっちソファにおいで… (手首を掴んで立たせようとした瞬間…彼女が顔をしかめる) っん?おい!まさか… (手を後ろに隠す彼女) 出せ…(低い声で脅かすように) 手を出せって言ってる。 嫌じゃない。 おいこら、暴れるな! こっちに出せ、見せろ! (腕をまくって血塗れの包帯に気づく) お前、何やってんだ。 こんなに血だらけにして… もうリスカはしないって自分を傷つけないって約束しただろう。 手当してやるからこっち来い。 ほら立て… ったくテコでも動きませんか? わかったならそのままじっとしてろ。 【SE:足音】 薬箱はっと… あの様子だと家で何かあったな。 もうやらないって約束して三ヶ月以上リスカなんてしてなかったのに… (彼女の前に座って) はい、手、出して 引っ込めるな… ちゃんと手当させろ。 (傷を見ながら…) 結構深くやったな… 明日病院行った方がいいな… 行かないじゃない。行くんだよ。 かなり痛いだろ…少し我慢しろよ。 (ポタポタ涙を零してるのに気づいて) また、おやじさん達喧嘩か? そうか… でもおやじさん達の喧嘩とお前が自分を傷つけることは関係なって教えただろう。 怒鳴り声が怖くてパニックになったのを落ち着かせる為に切った…か。 落ち着かせる方法は他にもあるって前に教えただろ。 そんなこと考えてる暇がなかった? 全く、お前は極端だな… 冷静になって家にいたらダメだと思って俺のとこへ? お前、何もされてないんだな… そうか殴られる前に逃げられたんだな。 (抱きしめて) よしよし…よく逃げてきた。 ご飯は食べたか? ならお風呂に入るろうか? なんだよその目は… わかってるって、お前がそういう時は手は出さないって約束しただろう。 それとも俺が風呂に入ってる間、待っていられるか?俺と離れたらまた不安になるだろ。 俺は疲れてるからゆっくり風呂に入りたい。 ならお前も必然的に風呂に入るしかない。手は濡れないようにしてやるから大丈夫だ。 ほら、風呂行くぞ。 【SE:シャワー音】 【SE:バスルーム扉の開閉音】 はぁ気持ちよかった。 ベッドへ行くぞ。 (彼女が抱きついてくる) あのさ、お前抱っこしてっ言うのはいいけど前から抱きついてくるのはな。 これって子どもが抱っこしてもらう時の体勢だろ。 普通、彼氏が彼女を抱っこするのってお姫様抱っこじゃないか?これって違わない? 身体が密着するからこの体勢がいい? お前がいいなら俺はいいけど… はい、ベッドに到着。 しかしお前はちっちゃいから俺のTシャツがダブダブだな(笑) おいおい拗ねるなって…おいで俺の腕の中… よしよし…もう大丈夫だ安心しろ。 お前は今でもたくさん我慢してきた。 自分を、心を、殺すことでしか生きて来れなかったんだ。 それがようやくそんなことをしなくても生きていける場所ができた。 もうそんな酷いところへ帰る必要なんかない。 でもなんだ? またおやじさん達が喧嘩する度にお前は手首を切るのか? そうやってどんどん傷跡だけ増やして… 俺は嫌だ…絶対にいやだ。 そんなところに帰したくない。 ここにいろ。俺と一緒に笑って暮らそう。 …前から言ってるだろ。 俺がそれを望んでいるだからいいんだよ。 俺は何があってもお前から笑顔を奪ったりしない。 もしもお前が不安になって刃物を手にしたくなったら代わりに俺の手を握れ。 俺の手は絶対にお前を傷つけたりしない。 そうだよ。だから安心していいんだ。 よしよし…このままここに居ろいいな。 ずっと俺がそばにいるからな…