Revision 3: なんでも実況J板
なんでも実況(ジュピター)板(-じっきょうじゅぴたーいた)とは、5ちゃんねるの掲示板の一つである。通称「なんJ」。また、この掲示板の住民を「なんJ民」と呼ぶ。長らく2ch/5chで最も人口が多い掲示板であった。
歴史
ハセカラ騒動発端の地であり、恒心教徒からは「約束の地」とも呼ばれる。元は2005年に誕生した過疎板であったが、野球chの規制強化に耐えかねた住民(やきう民)が植民地として2009年5月13日に大規模移住し、以降2022年3月21日のなんでも実況(ガリレオ)移住まで、野球を中心とした独自文化が発達していた。植民地時代のやきう民による呼称は「第7野球ch」。
2000年代には知名度は低かったものの野球人口の多さを背景に比較的活発な板で、猛虎弁という独特の方言、ホモネタやアスキーアート、八神太一に代表される糞コテ馴れ合いなど古き良き2ch文化やアングラ性が比較的に温存されていたほか、名目上野球専門板ではないことから雑談板としての性質も帯びて、なんでもありの状況と化していた。
当時の2chと2chまとめブログの主流はニュー速VIPなどのニュー速系板であったが、これらの板ではまとめブログのノリの拡大や東日本大震災等の社会不安の影響を強く受けて非常に治安が悪化、またゆとり世代叩きの風潮が根強く残っていたことから新世代を取り込めなかった。このためマンネリ化したニュー速系にかわって「NaNじぇい」などのなんJをまとめるブログが台頭してきた。
2012年前後には野球民、なんJ系まとめブログ民、逆に猛虎弁によるまとめブログ排除を目指す反まとめブログ民、淫夢民、荒廃や過疎化してきた他板からの移民、ただ猛虎弁で会話したい住民など様々な集団を取り込みつつ、書き込み数は右肩上りの状況になっていた。なんJは(今日では信じられないことに)「メイン過密雑談板(通称:花園)」としての性格を強め人口が増大した。
一方、なんJのお客さんお断り・野球原理主義による鎖国体制は事実上崩壊。誰かさんにポアされたなんJwikiも後に復興しており、マニアックな野球ネタを除けばなんJ文化の学習は容易となっていた。
2010年代初頭当初のなんJ民はまとめブログに対して当初賛否両論であり、嫌儲のマネをして反アフィを唱えたくないという風潮がそれなりに強かったものの、政治アニメ学歴対立煽り等の養分スレが乱立する状況には辟易したのかアンチまとめ派が増え、かつてのライバル嫌儲板と手を組んだりした。
しかし、なんJネタや猛虎弁の外部への普及とともに結局まとめブログに寄生され、まとめ向きのスレが乱立する状況と化し、書き込み数では常にトップとなる一方、ハセカラ騒動黎明期のようなスマートさは失われていった。真夏の夜の淫夢でホモと見るシリーズが流行り、ホモビ文化が衰退した時期と同じでもある。2010年代後半からは一応残っていた野球スレを除くと、まとめ向きの煽りスレが大半と化した。
往年のなんJの特徴として萌えネタ嫌いというものがあった。2013年頃までは「ファッキューユンオ」ネタなど萌えネタが普通に盛り上がっていたのだが、人口増以降から萌えには興味があるが野球に興味がない「お客さん」がまとめブログ等を経由して大量流入し、野球民が反発したことで次第に萌えネタ自体が嫌われるようになったうえ、元々なんJ自体ミソジニーが極めて強く、女々しい文化が嫌われたことも影響した。この傾向は恒心教芸術路線にも大きな影響を与えていた。また、恒心教徒もお客さんとして2015年の騒動の前にも野球民と対立することがあった。しかし人口激減により各種スレが衰退した結果、2020年代ではなんJで一番伸びるのはVTuberスレという有様になっている。
2025年5月現在、書き込み数は5ch板中30〜60位程度でなんGの10分の1、エッヂと比べると40分の1以下にまで落ち込んでいる。この過疎化の進行によって、野球実況や猛虎弁のような文化も板内ではほぼ消滅している。また少なくとも2018年頃から現在まで1時間ルールというものが存在しており、どれだけスレに勢いがあろうが立ててから一時間でdat落ちする。
恒心との関係
騒動当初、なんJ民が増加し、なんJネタが外部へ拡大していったことが、ハセカラ騒動の深刻・長期化の一因となった。長谷川亮太は非常にタイミングが悪い時期に炎上してしまったといえる。
「野球観戦」という戦闘的な趣味を持つなんJ民は「蛮族」であることを自認しており、野球部の悪ガキ的な風土が強く残っている。弁護士唐澤貴洋が炎上したのも残念ながら当然、蛮族に向かって法律は無力であった。Tor等の普及も重なり、なんJ以前のネット住民では思いつかないような過激な嫌がらせが多数行われた。
なんJ板自体もかつてはカラケー共にと恒心教の拠点とされ、恒心教となんJの間に明確な境目は存在しなかった。2015年の第14回MMD杯や唐澤貴洋のご尊顔開示事件の頃までは一般なんJ民も一緒に楽しんでいたようだ。
しかしこの第14回MMD杯以後、
- 尊師MMD路線がただの大会荒らしを越えて本格的な作品を作るようになり、なんJのアニメ・萌え忌避の風潮と対立したこと、また尊師MMDで有名になった影響でニコニコ動画などからそれらなんJのノリを知らないものたちが大量に流入したこと
- この頃なんJのメイン層がまとめブログ経由でやってきたアフィチル層に移りつつあったこと。アフィチル層の思考パターンは長谷川亮太の常軌を逸した書き込みに近いため、チンフェに同情するものが多かった
などの理由から、恒J間の関係の悪化が始まる。そして2015年5月の陸自ニキけんまに対する批判、0chiaki逮捕により関係は決定的に悪化、カラケーになんJ愚痴スレが、なんJにハセカラアンチスレが立ちお互いに罵倒し合うなど数年間冷戦状態が続いた。
しかし、2018年以降には長谷川亮太の引越し疑惑スレや炎上弁護人実況スレが伸びる、定期的にカラコロスレが立ち、加えて毎日0時8分には公示スレが立つなど、かつてほどの対立は無くなっていった。
もっとも外部からは恒心教徒もなんJ民の一派として扱われることが多い。尊師MMDにおいてはなんJ民のAAである野球民が恒心教徒として使われている。
板の歴史
- 2004年10月21日 - 新設[1]。
- 2005年3月16日 - サーバ移転(live8→live20)。
- 2005年7月14日 サーバ移転(live20→live22x)。
- 2005年11月25日-12月頃 - 厨房の増加に嫌気がさしたVIPPERが新天地を求めてなんJに侵攻する。この時なんJに居着いたVIPPERが原住民である。
- 2006年5月19日 - サーバ移転(live22x→live23)。
- 2009年5月13日 - 旧運営から野球chへの制裁を受け、快適な場所を求めた野球民が大量流入し、野球板となる。野球板化した理由として、なんJ原住民が突如野球に目覚めたためと説明されるが、勿論ネタである。
- 2009年10月13日 - 八神太一、コテデビュー。
- 2010年5月31日 - サーバ移転(live23→live28)。
- 2010年6月17日 - サーバ移転(live28→hayabusa)。
- 2011年5月2日 - サーバ移転(hayabusa→hatsukari)。
- 2011年11月13日 - サーバ移転(hatsukari→uni)。
- 2011年11月20日 - 日本シリーズ第7戦でソフトバンクのファルケンボーグが中日の井端弘和に打球をぶつけられ降板。さらにこのシリース不調だった馬原登板への期待で限界に達したなんJのサーバーが破壊される。これが元で当時のログの殆どが消失している。4日後に復帰。
- 2011年12月10日 - サーバ移転(uni→hayabusa)。
- 2014年3月3日 - 名無しが「風吹けば名無し@転載禁止」に変更される。
- 2014年3月17日 - サーバ移転(hayabusa→hayabusa5)。
- 2014年3月29日 - サーバ移転(hayabusa5→tomcat)。
- 2014年6月15日 - サーバ移転(tomcat→orpheus)。
- 2016年2月11日 - サーバ移転(orpheus→raptor)。
- 2017年3月24日 - サーバ移転(raptor→hawk)。
- 2018年6月5日 - サーバ移転(hawk→swallow)。
- 2022年3月21日 - 2日間にわたるサーバ落ち。
- 2022年3月23日 - サーバー移転(swallow→eagle)。